駒大うろこ話 #2 『知っているようで実は知らないあの広告の秘密!60分でこれからの広告のあり方を考えよう!』Part1

駒大ニューノーマルシリーズ第二弾!

『知っているようで実は知らないあの広告の秘密!60分でこれからの広告のあり方を考えよう!』

というテーマのもと、【”カラダに、ピース。カルピス“ ”行くぜ、東北。JR東日本“また、駒澤大学が最近リニューアルした、スローガンやステートメントも手掛けてくださいました、コピーライターの坂本和加様】と【広告などの企業と消費者の間のコミュニケーション全般について研究されています、経営学部、市場戦略学科、中野香織教授】

お二人のオンラインセッションを7月24日に開催しました!

今回のセッションは、坂本様と中野教授の熱い議論、また、広告に込める思いや、これからの広告について熱く考えている部分は大変魅力的でした。

セッションを行っていただいた坂本和加様、中野香織教授、そして参加者の皆様に感謝いたします。

本ブログでは、セッションの様子をPart3にわけてみなさんにお届けいたします!

また、今回も前回のセッション同様、セッション内容を一目でわかりやすくするためにグラフィックレコーディングを行いました!


1. 今回、幸運にも、駒大のスローガンの制作者である坂本様にお越しいただきましたので、坂本様から駒大のスローガンを作成された際のことを伺いたいと思います。

作品の制作意図について、決定までの経緯などをお聞きしたいです!

坂本様「駒澤大学のスローガンのお話が来たのは、一昨年の事だったと思います。昨年の春先には、決定して、夏前には発表させていただきました。大学の思いや、どんな人材を育てるのか、人間性を創り、大学にいつでも戻ってこれるようにという思いでも『しなやかな、意思。』としました」

中野教授「しなやかな意思をなぜ、志の『意志』ではなく、『意思』にしたのですか」

坂本様「志ではなく、想い、こころをたいせつにされているというところから、です。」

中野教授「なるほど。もう一ついいですか。ブランディングするにあたって、広告会社とコピーライターである坂本様の関係、クライアントさんとはどうやって話を進めていくのか、どんなチームで動いているのかについてもお話をお伺いしたいです」

坂本様「クライアントとは直接やり取りはありますけど、今回、駒澤大学さんとのファーストコンタクトが入ったのは、ブランドコンサルティング会社です。日本の大手企業のロゴなどをロジカルにデザインして決めていくチームですね。ブランドコンサルファーム。そこの方からお話を頂き、今回、駒澤大学さんとのお仕事のご縁につながりました。もちろん広告代理店からの依頼でスローガンを考えることもあります。」

中野教授「そうなんですね。今回の駒大のスローガンは広告会社だと思っていました。ブランドスローガンの場合はブランドコンサルファームさんからの依頼が多いんですね。ありがとうございました。」

---まず驚いたのが、しなやかな意思に込めた思いでした!私自身も“志”ではなく“思”を使っていたのは、少し気になっていたので、今回の駒澤大学の思いをくみ取ったスローガンにしたのは、驚きでした。また、スローガンの作成の方法や、ブランドコンサルファームなどここでしか聞けない、コピーライターのお仕事の進め方など、沢山の貴重なお話をして頂きました。

2. コロナの影響で変化した広告の例をセッションに参加してくれた方々と考えていき、そのあと、講演者のお二方にもお話をお伺いしたいと思います。

参加者「ポカリスエットやキンチョール、トヨタイムズなどの企業の広告は大きく変化したと思う」

坂本様「そうですね。コロナの影響でだいぶ広告が変わりましたよね。震災後みたいにACの広告がとても増えたと思います。それはどうして起きたかというと、とりあえず、今までの広告を続けることに対し、企業がリスクがあると判断したからです。そのため、ACの広告に差し変わることは必然的な流れだと思います。とはいえ、企業は経済活動を続けなければならないので、少しずつ広告がもとの広告に戻り続けてはいます。制作方法を工夫して対応していると思いますよ。」

中野教授「そうですよね。私からは研究者の視点から、俯瞰した視点でお話をさせて頂くと、広告には、マクロ的視点からみる社会的機能があるのですが、危機的状況の現在は、この社会的機能の役割が重要となります。普段の広告は、販促的な役割が大きいのですが、危機的な状況になると、自分たちの商品が売れればいい、という形の広告ではなく、、社会を元気にする、社会に役立つメッセージを発信するなど、社会的機能を持つ広告の重要性が大きくなりますよね。。」

広告作成の現場に直接関わっている、坂本様と緊急時の広告の社会的機能の役割について研究者からの視点でのお話はここにいる参加者も真剣な眼差しで聞いていました。

確かに、緊急時の広告の変化や社会的役割を担う部分は、今回のコロナをきっかけとして大きくなりましたよね!

Part2では、【広告の変化のきっかけ】ついてお伺いしました!今回のコロナの影響によって広告の形が変化していますが、同じように広告が変化したきっかけとして東日本大震災があるそうです。どちらも同じように、時代の流れが環境変化によって強制的に変わりました。次回、Part2は、二人の専門家が、災害時の広告の共通点やコロナならではの変化について、熱く議論を展開!!!続きはPart2をお読みください!!!

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