【デザインエキスパート 活動報告】ブランドビジネスコンテスト「BranCo!」の一次予選に参加!結果は・・・

初めまして。青木ゼミ4年生の妻鳥(めどり)と申します。

このブログの記事は最初で最後の執筆になります。

この度、青木ゼミのエキスパート「デザインエキスパート」で、博報堂と東京大学が主催するコンテスト「BranCo!」に参加しました。

このコンテストはビジネスアイデアを考えるビジネスコンテストとは異なり、「テーマに基づいたブランドをデザインするコンテスト」です。


私は昨年に引き続き2回目の参加になりますが、今回は昨年共に参加したメンバー1名に加え、5名の新メンバーと共に挑戦しました。実際にエントリーできる人数は6名なので、1人はサポートメンバーとして、共に議論をすることに。

エントリーシートは無事に通過し、2019年12月21日(土)に1次予選にてアイデアのプレゼンをしました。


結果は………


惜しくも一次予選敗退!!


結果は非常に残念でしたが、それよりも価値のある学びを手に入れられたと、メンバー一同が口を揃えて言っていました。


その学びとは「ブランドの概念」に関することです。


青木ゼミでは入ゼミして1年目に「コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント」という書籍でマーケティングを学んでいます。そこでブランドのことも学んでおり、理解しているつもりでいましたが…座学で概念を学ぶことと実際に考えてアウトプットすることでは、理解の深さが大きく異なります。実際に自分たちで考案すると、あまり理解出来ていなかったことに気が付きました。


私たちの班では、プロダクトのアイデアをベースに、ブランドを考えていました。そのため、考案したブランドそのものの価値について深めていなかったのです。


例えば、カラオケの価値が「マイクを使って、バックミュージックに合わせて歌うことが出来ること」だとします。(本来他にも様々な企業努力はされていると思いますが、仮に定義します。)すると、他に真似をされた時、ブランドの軸をずらすことになりかねません。ブランド力が弱いと、最後には価格競争以外に取れる手段がなくなります。


しかし、「シャネル」ならどうでしょう。シャネルはアパレルの他に、化粧品、ジュエリー、時計等も展開しています。これら全てに共通する価値が「高級感」や「質の良さ」です。もしシャネルからチョコレートが販売されたら、皆さんはどう思いますか?食品なんてシャネルらしくない、ということはおいておいて、きっと「高そう」「いい材料を使っていそう」といったイメージが沸いたのではないでしょうか。これこそがブランドの価値にあたるのだと理解しました。


ブランドは、ひとつのプロダクトにとらわれない、あらゆる方面への広がりがあるものです


私たちの班はブランドという概念より、そのブランドから出すプロダクトに注力していました。その結果、ブランドの広がる力が弱まってしまったのです。反省点は他にもいくつか思い当たるところがありますが、ブランドそのものについてあまり深めなかったことが、大きな敗因なのではと考えています。


もし、来年参加する方がこれを見ているならば、この点に気をつけて挑戦してほしいと思います。

コンペは、メンバーと協力して進める力以外にも、こうした学びが得られることもあります。少しでもやってみたい気持ちがある方は、人を集めて挑戦してみてください。

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